夜中のひと匙

難病と双極性障害Ⅰ型のアラサー。死にかけてICUに収容されるも、しぶとく生き残る。30代で母を亡くし独りになる。拍手を暫定復活しました。お返事できるとは限りません、ご了承ください。

母、入院なう。

いきなり主治医からケータイに電話くるとびびりますね。検査結果の話でしたが。

しかもわざわざ一般的な会社の昼休みの時間帯にかけてきてくれるあたり、申し訳ないけど、無職って言いたくないし。そんなの別にどうでもいいだろうけど。

1つ1つ進んでいくことを、独りきりで受け止めることに限界を感じる。

前方から休みなく100kgの砂袋をぶっつけられて、倒れては立ち上がりぶっつけられて倒れては立ち上がりの繰返し。わたしが生きてる限りそれが続く。

先生からの電話を切って、家に誰もいない。

誰に電話できるあてもない。

大声で泣いて、立ち上がって、りんご剥いて、ジップロックに入れてレモン果汁を少し入れて振る。変色予防。少しでも食べさせたい。

流しの食器も洗ってなくて、ご飯も食べてなくて、この家になぜ今、母がいないのか分からない。

母を返して。

元通りの生活を返して。

すごく眠くてすごくだるくて、それでも面会に来れば母に会える。