道路のこちら側
Web拍手が変なところに行ったにも関わらず、押して下さってありがとうございます。無事発見できたようで安心しております。
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小さい頃に『かまいたちの夜』がめちゃくちゃ流行りましたが、当時小学生だったわたしは、ゲームで本が読めるなんて、しかも自分で展開を変えられるなんて!と夢中になってピコピコしていました。推理小説なんてまともに読んだこともない年齢ですから、もう全てが衝撃で面白くてたまらなかったわけです。
世に言うサウンドノベル愛好家はみんな『かまいたちの夜』にやられて、あの衝撃とわくわくを求め続けているのだと思うのですけど、同時にミステリーの『館モノ』ジャンルにもやられてしまったと思うのですよ。吹雪の山荘、嵐の別荘、船が来ない島ですね。でも館モノで探して片っ端から推理小説を読んでも、何か物足りなくて、それはやっぱり心の底で『かまいたちの夜』を求めてるんだと思うんですよね。
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平日は仕事で忙しい、土日は友達と遊ぶから時間がなくて本当にごめん!
こうして遠距離恋愛は終わっていくのかもしれない。仕事はともかく土日の予定を組んでるのは自分だろうに、そのやむにやまれず感はどこから来るのか。むしろ被害者くらいの。不思議ねー。
※わたしは遠恋しておりません。
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誰でもそうだろうけど、ストレスがなんとかならないかなあ。
思ったことを何でもかんでも言っていいなら、まず母親に、驚いた時の「すっげえ」っていう口癖を止めたほうがいいよと言いたい。もともと言葉のきれいな人だったのに、老化なんですかね。店員さんとかと全然噛み合ってなかったり、条件を満たす満たさないが分からなかったり、もうトシなんだろうなあ。
しかしどうすんのこれから。親がボケたり要介護になったら、わたしどうするんだろう。兄弟もいないし、親は離婚してて、わたししかいない。どうすんの。もし親がそれぞれに病んだら、わたしは両方を介護しに行くの?
わたしはメンタル的に親を支えられないし、相談にも乗れない。でも親はまだ娘がいるからいいよ、わたしなんて夫も子も親戚もいないよ。
考えれば考えるだけ、どうしてみたって行くところは下層。将来はどんなところでどんな生活になるのか、全く分からない。
高齢者用介護付きマンションとかに入れる人と、一間のボロアパートで独りきりの人と、生涯で稼いだかどうかが違うわけだけど、道路を挟んで高層マンション、こちら側は屋根も剥がれかけのアパートで、人間の価値って何なんだろうなって、尊厳とか難しいことはわからないけど、最終的に、死ぬ瞬間に、介護付きマンションの人のほうが、ボロアパートの人より、人間として価値があるということなのだろうか。
そんなことないって、負け惜しみでも妬みでもなく心から言えるようになってからわたしは死にたい。