夜中のひと匙

難病と双極性障害Ⅰ型のアラサー。死にかけてICUに収容されるも、しぶとく生き残る。30代で母を亡くし独りになる。拍手を暫定復活しました。お返事できるとは限りません、ご了承ください。

初めてのアレコレは優しく見守ってほしい

手続きの仕方が分からなくて今から怖いことがいくつもあります。

引っ越しに関するライフラインの一連。水道ガス電気など。ストーブの修理点検。ガスコンロが壊れたらどうすればいいのか。まあ便利な現代ですから、ネットで検索すれば正解は出てくるのでしょうけれども。

先日、初めて現金書留を出しました。封筒の糊づけの順番が分からなくて局員さんに聞きました。

初めてといえば就職した時に、ATMからの振込のやり方が分からなくて困りました。みんなあれをいつ習得するんですかね?わたしはそれまで振込なんてやったことなくて、初日だから付いてきてくれた先輩に「すみません、次はどこを押すんですか?」と聞いたら多分呆れられたんだと思うんですが教えてくれなくて、ヒヤヒヤしながら操作しました。あとはオートロックマンションの入り方が分からなくて、それも聞きましたけど先輩はわたしを相当なアホだと思ったと思います。でもそれまでの人生にオートロックマンションに住んでる知り合いがいなくて、みんな一軒家かアパートだったから、入り口に鍵がかかってるってことくらいは分かるけど、突破の仕方が分からなかったのです。

就職する前に色々なことを経験しておくべきですね。ネットでの航空券の予約だとか、レンタカーの借り方だとか。ホテルのチェックインチェックアウトの時間を知らなくて(我が家はほとんど旅行をしなかった)恥をかきました。

昔から『まだ経験していないけどいつか必ず来る、やり方の分からないもの』について怯えを持っていまして、(気持ち悪かったらごめんなさい)小学生の頃は『ブ○ジャーっていつからするんだろう、来年はしてるんだろうか』と悩んでいました。親戚の法事に出てお経を聞きながら、『次に来る時はもう生理になってるんだよね?トイレはどうするんだろう』と考えていた。まあ法事にはそれっきり出ていないのでこちらは全く杞憂でしたけども。あとは初めて手術を受けた時、目が覚めてあんまり痛いものだから母親に「これと出産とどっちが痛いの?」と聞いたら「さあ、手術したことないから分からない」と言われましたが、これも杞憂だった。あの頃は女性は100%出産すると思ってたから。

この経験を踏まえるとライフラインに関する不安あれこれも、実際その時になれば杞憂に終わるのかもしれませんね。

友人や後輩が転勤のある仕事に就いているので、あっちこっちと移動していますが、すごいなあと思う。立派だなあ。こちとら現金書留を出しただけで大騒ぎですから。

昔は「お金がなくて病院に行けない」と言う人に対して「何に無駄遣いしてるんだろう、バカだな」と思っていましたが、まさに今「お金がなくて病院に行けない」な人になってしまって、『無駄遣いをしなくても病院に行くお金がないのだ』ということがやっと分かりました。

それでもまあ、本当に本当に行かなければならない時は預金から引き出して行くとは思います。ただ、我慢すれば治るだろうと思う症状では受診できなくなってます。難病と精神科で年間かなり医療費を払っているので、これ以上は出せないというか。

未成年の頃から思っていますが、大病は裕福な人がすればいいのに。家が貧乏で子供が大病したら、もう誰も稼げないですよ。

スニーカー買いたいと前回書きましたが、まだ買えていません。いま履いているのは底が擦れすぎて平らになってるので、滑るんですよね。母が履かなくなった靴を貰うことが多くて、スニーカーじゃない靴はあるから、今季は見送りかなあ。母親は服も靴も買う人で、買ったけど着ない服とかもう着ない服とかがたくさんあるので、昨日もブラウス貰いました。気づくと上から下まで全部母親のお下がりだったりします。母親は時期によってスニーカーでもこれは春のスニーカー、これは夏のスニーカー、これは春のコート、秋のコート、と分けている人で、大ざっぱに『夏と冬』で一足/一着あればいいやというわたしとは違うんですよね。わたしも買いたいですけど、それは我慢できるレベルの『買いたい』なので、最近思うのは、服

は母の若い頃からの趣味なので、買える範囲なら買ったらいいよと、そう思うようになりました。グレンチェック、ヘリンボーン、タック……母は昔から用語を使って服の話をしていたので、貧乏でもできる範囲で楽しむべきだよなと、ただの散財と片付けるのは違うよなあと思うようになりました。

わたしは細かい浪費をするタイプです。どかっと買うんじゃなくて、百円とか五百円をちまちまちまちま重ねてけっこうな額になるタイプです。