夜中のひと匙

難病と双極性障害Ⅰ型のアラサー。死にかけてICUに収容されるも、しぶとく生き残る。30代で母を亡くし独りになる。拍手を暫定復活しました。お返事できるとは限りません、ご了承ください。

拍手お返事

お待たせしました、拍手お返事です。

10/16の方。

>〜お互い会うことも直接話すこともない赤の他人同士ですが〜

>今までで一番共感した記事は去年書かれた「境界線の内側の優しさ」〜

〜とある作品〜作者のメッセージに心底感銘を受け〜否定せず、絶望感に対する一種の答えを出してくれたのが〜

>ですが、ネットで他の方の感想を読んでみたら罵詈雑言の嵐〜

〜その人達は私と違いその世界を必要としてない〜私が味わったような絶望を経験したことがなく〜理解できなくて嬉々として批判している人達はそれこそ杏紗さんが日記に書かれたような人達だから〜

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コメントありがとうございます。遅くなってしまってすみません!

真剣な言葉の一つ一つをじっくりと読ませて頂きました。

そうですね、確かにわたしたちは会うことも直接話すこともない関係です。万一すれ違ってもお互いをお互いだと分からないんですよね。

でもわたしは不定期ながらも生きてる限りブログを続けていくつもりで、それができるのは、こうして読んで下さる方々や、コメントを下さる顔の見えない方々のおかげです。本当に感謝しています。

色々と考えることがあって、それを発信した時に、リアクションを頂けるのは貴重な差し入れみたいなものです。給水ポイントのような存在です。そういう瞬間が、わたしのなかで生きている感覚につながっているような気がします。

「境界線の〜」は、自分なりにせいいっぱい書いた記事でした。

生きている上でどうしようもなく、虚しく苛立つ場面を、溜め込んできた怒りを、文字にして形にしたい、発信したいという強い感情で書きました。

分かります、例えたった一言であっても、こんなに自分の心をうち、求めていることを代弁してくれた作品はないと感じた瞬間の沁みわたるような心の衝撃を、全く理解されない時の呆然とする感じがまさに、「境界線」です。わたしが生きる上で重きを置いている要素が、その人たちには全く理解されない。「は?」くらいの感覚で。全然興味がないし、価値もないし、えーそうは思わないけど?みたいな……。

それは仰っているように、経験していないからなんですよね。それまでの経験によって培われた受信チャンネルを100持っている人と、極端ですが3しか持っていない人がいるんだと思います。でも3は3なりに周囲と共感しあって慰め合ったり盛り上がったりしていて、「幸せって何だろう」とか考えたりしている。

でも彼らの出す答えは100の人から見れば「真に言いたいことを分かっていない、人生に訪れる無常や儚さを知らない、曖昧な中に秘めた激情に気付いていない」と思ったりするわけですよね。

それは確かに選民意識みたいであまりいいものではないですけど、その物語を批判していた人たちも「選民意識」を持っていると思うので、ノーカンということにします。ノーカンってすごい久しぶりに使ったな。

小学校5年の算数をやってる人が、微分積分をやってる高校生に「復習なんかしなくても90点はとれるじゃん、アホじゃね?」って言ってるように、立ってる位置が違うんだから話も通じなければ説明したって分からないんですよね。実際に自分が微分積分をやるところまでいかないと、そんな世界は彼の中にないわけですから、理解できないんですよ。

以前は「わたしの説明が下手だったのかな?」とか考えることもありましたが、そもそも相手はそういう領域に興味もなければ接するつもりもないわけで、お互い徒労に終わるんですよね。

こういう「カバーしている深さ」の違いって決定的ですよね。カレーライスが辛いか甘いかよりよっぽど重大で、水深の違うところに住んでいる二人は芯から交わることはできない。

それを補完していくのは何なのかなあ。

人間はみんな同じ世界、現実に暮らしているのに、それぞれ生きている世界は見えなくて、違うんですね。

>「こんなこと言っても気持ち悪いと思われると〜」とのことでしたが、全然気持ち悪くないですよ、そんな、わたしなんか気持ち悪いことばかり書いて公開しております……^^;

現実ではなかなか真剣すぎたり必死すぎたり劇的だったりして言えないことがあると思いますが、当ブログはいつでも深夜のテンションでお待ちしておりますので、これからもコメントをお願いします!

色々と言って頂けて、なんだか恥ずかしいですが嬉しかったです(^m^)ゲヘヘ

その他の方もぱちぱちありがとうございました!