夜中のひと匙

難病と双極性障害Ⅰ型のアラサー。死にかけてICUに収容されるも、しぶとく生き残る。30代で母を亡くし独りになる。拍手を暫定復活しました。お返事できるとは限りません、ご了承ください。

相性と信用

今日は精神科の通院でした。

わたしは手帳に毎日の調子を細かくつけていて、診察時には「前回診察からの躁鬱の波、強迫観念、体調、睡眠の様子」に分けてまとめた事を話すのですが、なんか自分だけで完結してしまっているというか、一方的な報告なので、先生と話すことがあまりなくて…調査結果のレポートを読んでるみたいなんですよね。会話のキャッチボールができてなくて、しーん…とすることも(-_-;)

なんというか、大きな意味ではわたしは困ってるんですけど、現時点では、いますぐ人の手にすがりつかなければならないような困り方はしてないんですよね。転院していまの主治医になって、処方の的確さも反応も前医を上回っていると思ったので転院してよかったのですが、なんでしょうねえ、前医は空気みたいだったんですよ。そして「この人はわたしを分かってる」と思えた。そういう感覚を持てたのはこの医師だけでした。ただ、判断に疑問を感じることがちらほらあって…だから転院したのは間違いではないんですが、やっぱり、積み重ねた時間というのは大きいですね。前医には十年くらい診てもらっていたので、十年分のわたしを知ってるんですよね。「杏紗さんは〜だから、〜の時もそうだったし、また〜のように戻る

と思う」みたいに、わたしのこれまでの過程を見てきてるから、トータルで話せました。

とは言え現主治医とは半年くらいの付き合いですから、そもそも比べるのが間違いですよね。そのうち慣れると思います…話そうかな、ということはあるんだけど、まあいいかと流してしまう。話して得られるメリットより、話すプレッシャーのほうが大きいんだと思う。まあ、要するにいまの状態はそこまで切迫してないということですね。入院前は、もう苦しくて助けてほしくてそんなこと考えてる余裕もなかったですから。そしてそれを治してくれたのは、前医ではなくいまの主治医なので、転院は後悔していません。